碁が舞い、咲き、輝く
ことを願い『碁舞咲輝』

【ごぶざき】これから囲碁を始めて初段を目指す囲碁講座

これから囲碁を始めて
初段を目指す囲碁講座

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初心者・級位者を対象にした囲碁講座を YouTube で配信中(視聴回数:20万回)です。
できる限り囲碁を単純化して、「囲碁は難しい」という先入観をなくします。
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攻めと戦いの基本


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10級合格の形と筋(級位者の実戦を解説)


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戦術と構想力(級位者の実戦を解説)


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級位者の対局を徹底解説


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初段を目指す第一歩


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入門から20級を突破する囲碁講座


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はじめての囲碁


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レッスン動画(YouTube) 視聴回数 25万回突破

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入門者・初心者必見
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書籍では理解しにくい囲碁の考え方や構想力を、映像で分かりやすく解説

できる限り囲碁を単純化しています。だから、難しく考える必要はありません。

20級を突破する囲碁講座

【戦術】基礎クラス

「欠け眼」って、なーに?

【戦術】基礎クラス

「欠け眼」応用問題

【戦術】基礎クラス

詰碁と手筋(1)

【戦術】基礎クラス

詰碁と手筋(2)

【戦術】基礎クラス

詰碁と手筋(3)

【戦術】基礎クラス

9路盤4子局の必勝法

20級講座

【戦術】基礎クラス

まずは隅にお城を築く

【戦術】基礎クラス

数的優位な状況を考える

【戦術】基礎クラス

自分のお城を強化する

【戦術】基礎クラス

大場は碁盤を4分割して探す

【戦術】基礎クラス

実際に打ってみる

【戦術】基礎クラス

大場は碁盤を4分割して探す

【戦術】基礎クラス

石をくっつけたらダメ

【戦術】基礎クラス

勢力範囲を広げよう

15級講座

【戦術】基礎クラス

石のカタチ(形)とは

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禁断のツケ

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カタチ(形)の急所

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カタチ(形)の急所の考え方

【戦術】基礎クラス

次の一手の候補

【戦術】基礎クラス

正攻法型

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カタチ(形)の基本形

【戦術】基礎クラス

カタチ(形)と数的バランス

【戦術】基礎クラス

フリカワリ型

【戦術】基礎クラス

カタチ(形)の急所には法則がある

【戦術】基礎クラス

大場(白石と黒石の数的バランス)とカタチ

【戦術】基礎クラス

数的不利な状況での考え方

10級講座

【戦術】基礎クラス

カタチの急所(初段への第一歩)

【戦術】基礎クラス

カタチの急所(初段への第一歩)

【戦術】基礎クラス

相手が打ちたい場所を考える

【戦術】基礎クラス

失敗を挽回するために相手の弱点をつく

【戦術】基礎クラス

相手の言いなりにはならない

【戦術】基礎クラス

数的不利な状況での戦い方

【戦術】基礎クラス

一段落の考え方

【戦術】基礎クラス

打ち込むべきか否か

【戦術】基礎クラス

石の攻め方とサバキ方

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私書箱

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代表


日本棋院 幽玄の間 七段

1967年生まれ(51歳)
東京都府中市在住
東京理科大学卒
シャープ、メリルリンチ日本証券、ITベンチャー企業を経る

5歳から囲碁を始める
小学1年生からプロ棋士に師事
全国高校囲碁選手権大会において、団体戦は全国3位、個人戦は全国ベスト16

2012年 1月
東京都府中市で囲碁インストラクターとしての活動を開始
2016年 4月
入門から初段を目指す囲碁講座  ごぶざき  を開講
2017年 4月
囲碁の楽しさを啓蒙する  囲碁普及振興会  を設立
2019年 1月
日本の伝統文化である囲碁を未来へ継承する  囲碁文化継承基金  を設立

囲碁指導歴 7年
授業回数 1,000回以上


囲碁の楽しさを
啓蒙する

囲碁普及振興会

囲碁の楽しさを啓蒙し、継続できる環境を提供します。

日本の伝統文化である囲碁を未来へ継承することを目的に設立された団体です。
これから囲碁を始める入門者や、級位者が棋力向上を目指すためのコンテンツを製作しています。

13路盤で 誰とでも ダブルス

13路ダブルス

何気なく使っている日常のフレーズ。実は囲碁が語源だった!?

上手・下手(じょうず・へた)

江戸時代に入り、本因坊道策が、現在につながる「九段」「八段」「七段」という合理的な段位制を整えたのですが、それ以前は、九段は「名人」、七段が「上手(じょうず)」と呼ばれていました。
「下手(へた)」という位はなかったでしょうから、「上手(じょうず)」と対になって後から生まれたと考えられています。
現代では、対局相手より強い方が「上手(うわて)」、弱い方が「下手(したて)」と呼ばれています。


玄人・素人(くろうと・しろうと)

平安時代では強い人が黒を持って対局をしていました。(現代とは逆ですね)
つまり、【強い方が黒】→【黒の人】→【くろうと】→【玄人】。
逆に、【弱い方が白】→【白の人】→【しろうと】→【素人】。
と変遷したようです。


八百長(やおちょう)

明治時代に八百屋の長兵衛さんという人がいて、皆から「八百長」と呼ばれていました。
彼には伊勢ノ海五太夫という囲碁仲間がおり、本当は長兵衛さんの方が強かったのですが、八百屋の品物を買ってほしいので、ときどきわざと負けて機嫌をとっていました。
ところがあるとき、本因坊秀元という強い碁打ちと互角の勝負をしたことで、長兵衛さんが本当は強いということが皆にばれてしまいました。


手抜き(てぬき)

一般的に「手抜き」とは、定められた手続きを踏まず、行うべき事を行わないことです。
(例:手抜き工事)
しかし囲碁では、「まず手抜きから考えろ」という格言があるように、盤面全体で一番大事な場所を見極め、価値の高いところに打つことが求められます。
部分にこだわらず、広い視野をもつことが良しとされています。
似たような囲碁の格言に「石音がした方と反対側に打て」というのもあります。
囲碁で「手抜き」は、良い意味で使われることが多いです。


序盤・中盤・終盤(じょばん・ちゅうばん・しゅうばん)

『序盤』は「布石」の段階。
『中盤』は「布石」から「大ヨセ」まで。
『終盤』は「大ヨセ」から「終局」まで。
日常で良く使われる言葉なので、説明するまでもないでしょう。
ただ『盤』には「戦い」とか「勝負」という意味が含まれますので『序盤戦』『中盤戦』『終盤戦』という日常用語にはちょっと違和感を感じます。
(囲碁用語の『盤』には『蟠(わだかまる)』のニュアンスもあります。)


終局(しゅうきょく)

囲碁では、対局者双方が着手を放棄した時、対局が終了します。この場面を『終局』と言います。
『終局』した後、お互いの陣地を計算(整地)し、どちらが勝っているかを確認します。
対局者のどちらかが投了した場合は、投了した時が『終局』となります。
日常では「物事の結末がつくこと」という意味で使われます。


結局(けっきょく)

囲碁では、終盤のことを「ヨセ」 と言いますが、平安時代には「結(けち)」と呼ばれていました。
そこから、一局を打ち終えることを『結局(けちきょく)』と言うようになりました。
(現代では「終局」と言います)
日常用語で使う「結局」は、「いろいろの経過を経て落ち着いた最後」「結末」「要するに」「つまり」という意味として使われるようになりました。


大局を見る・大局的に見る(たいきょくをみる・たいきょくてきにみる)

囲碁では『大局を見る』ことを『大局観(たいきょくかん)』と言います。
『大局観』とは「碁盤全体を俯瞰して、情勢や形勢を分析し、方針や作戦を立てる能力」のことです。
日常では「物事を全体的な観点で捉えるさま。全体の局面を考慮して物事を考えるさま」という意味で使われます。


局面を打開する(きょくめんをだかいする)

囲碁の『局面』とは「形勢」「情勢」のことです。
『打開する』とは「膠着状態や劣勢を挽回するためのきっかけをとなる一手を放つ」ことです。
具体的には「様子見」「打ち込み」「勝負手」などが局面を打開する一手になります。
囲碁では、有利な状況であっても『局面を打開する』場合が多くあります。
日常では「行き詰った状態や困難な状況を切り開いて、新しい方向を見いだすこと」という意味で使われます。


白黒つける(しろくろをつける)

もともとは「対局中に、白と黒、どちらが有利なのかを判断する」という意味です。
それが「どちらが強いか決着をつける」となり、日常用語では「物事の是非・善悪・真偽などを決める」という意味で使われるようになりました。


活路を見いだす・死活問題(かつろをみいだす・しかつもんだい)

囲碁で『活』とは「生きる」ことを意味します。
囲碁の世界では「生死」と言わず「死活」と言います。
日常では、囲碁から由来した『活』には「困難な状況(生きるためには)」という意味で使われます。


手違い(てちがい)

囲碁では「手順を間違えること」を意味します。
日常では「物事の段取りを間違えること」という意味で使われます。


筋を通す・筋が違う(すじをとおす・すじがちがう)

囲碁では「攻め」や「守り」の急所のことを「カタチ(形)」とか「スジ(筋)」と言います。
日常で「筋」とは「物事の道理」という意味で使われます。


先手を打つ(せんてをうつ)

囲碁では「先手を取る」と言います。
もともと「手」には「打つ」という意味が含まれますので、囲碁用語からすれば「先手を打つ」という表現には違和感があります。
囲碁の「先手」とは「先に打つ権利」のことを指します。
日常では「起こりそうな事態に備えておく」という意味で使われます。
ちなみに、囲碁と将棋では「先手」「後手」の意味が全く異なります。
将棋の「先手」のことを囲碁では「黒(先番)」、「後手」のことを「白」と言います。


後手に回る(ごてにまわる)

囲碁では「後手を踏む」「後手になる」「後手を引く」と言います。
囲碁の「後手」とは「相手が受ける必要がない手」のことです。
「後手を踏む」とは「本来は先手になる場面でミスをして後手になってしまうこと」です。
日常で「後手に回る」とは「相手に先を越され、受け身の立場になること」を意味します。


下手の考え休むに似たり(へたのかんがえやすむににたり)

良い知恵もなしに考えても、いたずらに時間を費やすばかりで、何の効果もないこと。
考えていても仕方ないから、さっさと打ちましょう。


一目置く(いちもくおく)

囲碁では「一目置く」とは言わず「黒を持つ(定先)」と言います。
対局相手に敬意を示し、自分の棋力が相手より劣っていることを潔く認めたことを意味します。
日常でも「相手の能力を認めて、敬意を払うこと」という意味で使われます。


岡目八目(おかめはちもく)

「岡」とは「傍ら」、「目」とは「見る」、「八目」とは「勝負を左右するような大きな利益」を意味します。
「囲碁をそばで見ている人の方が、打っている本人たちよりも状況を冷静に判断できるので、観戦者が言葉を発してはいけない」という意味です。
日常では「当事者よりも第三者のほうが物事の本質・是非が良くわかる」という意味で使われます。


段違い(だんちがい)

囲碁では棋力(段級位)がかけ離れていることを「段違い」と言います。
日常でも「能力・技術・品質などに、非常な違いがあって、比べものにならないこと」という意味で使われます。
【類語】
ハンディキャップ(置き石)が適正でない場合は「手合い違い(てあいちがい)」と言います。


目論む・目論見(もくろむ・もくろみ)

囲碁の対局中に地合(目数)を目算(目で計算)し、形成判断を行います。
形勢が不利であれば、勝負手(リスクを承知で逆転をかけた気合の一手)を探求します。
形成判断をし、勝負手を企てることが「目論む」の語源と言われています。


布石を打つ・布石を置く(ふせきをうつ・ふせきをおく)

囲碁の『布石』とは「初手から中盤戦闘が起こるまでの石の配置」のことです。
石を打った後の「配置」や「形」「模様」のことですから、『布石を打つ(置く)』という表現には、ちょっと違和感を感じます。
日常では「将来を見越してあらかじめ手段を講じておくこと」という意味で使われます。


捨て石(すていし)

囲碁の『捨て石』とは「わざと相手に取らせる石。石を捨てることによって、それ以上の効果を得ること」です。
囲碁には「二子にして捨てよ」という格言があるくらいで『捨て石』は重要な考え方です。
日常では「さしあたって効果がなく無駄なように見えるが、将来役に立つことを予想して行うこと」という意味で使われます。


駄目押し(だめおし)

囲碁の終局時に、どちらの陣地にもならない領域をダメと言い、ダメを埋めて地を分かりやすくするために石を置くことを『ダメ詰め(駄目押し)』と言います。
ここから派生して、既に勝負が決まっている時に、さらに勝負を確実にするために念を押すことを駄目押しというようになりました。
野球やサッカーの試合では、勝敗の大勢が決した後にさらに追加点を加えた場合に使われ、駄目押しのホームランとか駄目押しのゴールなどと表現されます。
これは、さらに相手を突き放す展開へと導き、とどめをさすことを意味するようになりました。


中押し(なかおし)

正しい読み方は「ちゅうおし」です。
囲碁において、対局の途中で自ら負けを認めることです。
「投了」と同義語です。
囲碁では試合放棄が美学として認められている珍しい競技です。
スコアブック(対戦表)には「中押し勝ち(ちゅうおしかち)」「中押し負け(ちゅうおしまけ)」と表記されます。
また、野球などのスポーツでは、先制点からリードを保ったまま勝利したとき、途中で追加点をあげることを「中押し(なかおし)」と言います。
【エピソード】
スポーツの世界で「なかおし」と言われるようになったのは、長嶋茂雄氏が「中押し」を「なかおし」と発音して、野球の世界に広めたからと言われています。


相碁井目(あいごせいもく)

『相碁』というのは実力がほぼ同等の二人が打つ「互先(たがいせん)」と呼ばれる打ち方(ハンデなしの真剣勝負)のことです。
『井目』というのは二人の実力に大きな差がある時に、弱い人が初めに九子置いてから勝負するハンデ戦のことです。
対等な条件で碁の勝負ができる人もいれば、ハンデを付けなければ勝負にならない人もいます。
そのことから、人間の物事の実力には、何でも上下や巧拙(上手い・下手)があるという意味となりました。


定石(じょうせき)

囲碁の『定石』とは、隅の変化において、白、黒どちらかが相手の石にツケた場合、双方の合理的な折衝で、互角に分かれるための手順のことです。
「定石を覚えて二子弱くなり」という格言があるほど『定石』を理解することは難しいです。
日常では「物事を処理する際の決まったやり方」という意味で使われます。
なお、囲碁の『定石』と、将棋の『定跡(じょうせき)』とは全く考え方が異なります。


あなたは「勝ちたいですか。」それとも「強くなりたいですか。」

はじめに

日頃から囲碁の普及に携わっていただいている方には深く敬意を表します。
先生それぞれに指導法は違いますが、日本の伝統文化である囲碁を未来へ伝承するために、並々ならぬ努力を重ねておられることは重々承知いたしております。
しかしながら、その指導法によって、生徒の囲碁人生は大きく左右されることになるのです。


初心者・級位者が碁会所の高段者に教わる問題点

碁会所にいる高段者は、どこに打ったら良いか「打つ手」を教える。
教科書が用意されたテクニック(詰碁や手筋)の授業であれば良いが、戦術の授業であれば、百害あって一利なし。
生徒の棋力に関係なく、教える人の価値観を押し付ける行為であり、生徒を混乱させるだけ。
教えている先生は、生徒に「勝つためにはどこに打ったら良いか」を提示しているつもりだろうが、そもそも「勝つ打ち方」など存在しない。
「勝つ打ち方」を覚えると、一時的には勝ちやすくなるが、長期的な視点で見ると上達がストップする。
なぜなら「勝つ打ち方」と「我流」は同じことだからである。


初心者・級位者に何を教えるべきか

私は、生徒一人ひとりの棋力を分析し、その人の長所と短所を正確に把握している。
「戦術」「テクニック」「大局観」について、それぞれ査定(棋力分析)を行い、生徒に「戦術は○級」「テクニックは○級」「大局観は○級」であることを提示する。
そして、何をどうすれば評価が上がるのか、「戦術」「テクニック」「大局観」について、それぞれ具体的な課題と目標と勉強法を提示する。

私の授業では、どこに打ったら良いか「打つ手」を教えたりはしない。
あくまで、その人(生徒)に合った「考え方」を教える。
教科書に書いてあることであっても、生徒の棋力によっては、教えてはいけないことがある。
たとえ「正しい」ことであっても、生徒が「正しいことを正しい」と理解できるようになるまでは、教えてはいけない。
なぜなら、我流の道へ踏み出すきっかけを与えることになるからである。
初心者・級位者に囲碁を教える時は、できる限り碁盤を単純化しなければならない。

囲碁を始めた方が上達すると、面白さがわかるようになり、勝ちたいという意識が強くなる。
でも、指導者は「勝つ打ち方」を教えてはいけない。
あくまでも「上達する打ち方」を教え続けなければならない。
なぜなら「勝つ打ち方」などそもそも存在しないのであって、「勝つ打ち方」=「我流」だからである。
じゃあ、「勝つ打ち方」を学ばずして勝つためにはどうしたら良いか。


勝つためにはどうしたら良いか

「勝つ打ち方」をとがめる術を学べば良い。
ただし、完璧にとがめるには六段以上の棋力が必要である。
でも「カタチ(形)」を意識するだけでも実戦で役に立つ。
とりあえず威嚇するぐらいのことはできる。
10級程度の方であっても、実戦では、あまりあと先を考えずに「カタチ(形)」を意識して打ったらいい。
結果は二の次。

実戦では「勝とう勝とう」と思わずに「相手に自由に打たせてあげよう」というおおらかな気持ちを持って臨みたい。
相手の「勝ちたい」という心理を逆手に取って、自分は「カタチ(形)」で勝負する。
つまり、とがめれば良いだけの話。
勝つために必死に「モガク」のではなく、「カタチ(形)」を覚えれば、自然と勝てるようになる。

具体的には「戦術でとがめる方法」と「テクニックでとがめる方法」がある。
どちらの方法も、相手の「カタチ(形)」の不備を突く、または、相手の「カタチ(形)」を崩すこと。
「カタチ(形)」の急所さえ見えれば、一撃(1手目)は誰でも打てる。
まれに、一撃で効果が期待できることもあるが、多くの場合は、その後(2手目以降)の打ち方が問われる。


鴻鵠の志を持って

囲碁が強くなりたいのなら、自分の意思を強く持つこと。
正解は誰にもわからない。
往々にして、みんな遠回りをして、モガキながら強くなる。
ただし、目先の勝ちにこだわる人は強くなれない。
いかに、将来的な大きな目標を持てるか。

私の教室は「5級」を目指すことが目標であり、私に「5級」と認定されれば、めでたく卒業となる。
人間社会で言えば、中学校を卒業したイメージ。
やっと義務教育を終えて、どうにかこうにか囲碁の体を成すまでに上達できたというレベル。
「ようやくスタート地点に立った」と思ってほしい。
そもそも「5級」になれなければ「趣味の世界」で囲碁を楽しむという選択肢すらない。
なぜなら、打ってくれる相手がいないから。
もっと具体的なイメージで「5級」を説明すると、
・アマ高段者に対して置碁で真剣勝負ができる。
・碁会所に行くと(それなりの棋力なので)歓迎される。
・囲碁大会に出場する機会が増える。
・初心者を指導する立場になれる。
つまり「5級」になれなければ、深奥幽玄の趣きを感じることができない。
さらに「初段」になって初めて、まわりの人から「碁打ち」として認められる。
だから、碁を始めた人はみんな「初段」を目指す。
でも、5級に到達した人であっても「初段」になれるのは、せいぜい10〜20人に1人ぐらい。
私が今まで見てきた、なんとなくの数字だけど。
それだけ狭き門だということ。
厳しいことを言うようだけど「5級」になるまでは「勝つこと」を考えてはいけない。
そもそも、スタート地点にまだ立っていないのだから。
碁を打つときは「勝ち負け」ではなく「碁の内容」にこだわること。
「勝つこと」を考えると上達しない。
だから、強くなりたいのなら、碁会所で習ってはいけない。
対局相手の言うことも、高段者の言うことも聞いてはいけない。
碁会所にいる人は、みんな「勝つ方法」を教えるから。
「勝つ方法」=「我流」であることを肝に銘じてほしい。

私の授業は必ずビデオで撮影し、生徒は自分が受けた授業を何度も見直すことができる。
私が「戦術」の授業で話をしていることは「5級」になるための授業ではない。
「六段の考え方」をわかりやすく教えている。
だから生徒には、授業のビデオを何回も見るようにアドバイスする。
私が授業でしゃべっている一言一言を暗記するまで、ビデオを見続けてほしい。
「戦術」について言えば「六段の考え方」を学ぶことが、一番の上達法である。
「勝つ方法(我流)」は一切教えない。
確かに「我流」は時として「武器」となり「勝つ手段」となるが、決して「美しいカタチ(形)」ではない。
囲碁用語を使えば「我流」のことを「スジワル(筋悪)(筋が悪い)」と言う。
「勝つためには手段を選ばず」といったイメージであって、時と場合によっては「最善の策」になるかもしれない。
でも、少なくとも「5級」になるまでは「石のカタチ(形)の美しさ」だけを追求しなければ「初段」への道は開けない。
もっと言えば「石のカタチ(形)の美しさ」をあきらめて「我流(勝つ手段)=スジワル(筋悪)」の誘惑に負けた時、その人の棋力はストップする。

生徒が碁のおもしろさを理解し始めたら、指導者としてこれほどうれしいことはない。
しかし、同時に、生徒の「勝ちたい」という気持ちを、どうやってコントロールするか、指導者としての資質が問われる。
私は生徒に常々「碁を一生続けてほしい」と声をかける。
でも、その真意が生徒に伝わる日は、おそらく10年先、20年先になるのかもしれない。


囲碁の品位と礼儀作法(対局マナー)

棋道の精神

日本古来から囲碁の礼儀作法は厳しく律され、和の精神を重んじる立ち振る舞いが求められてきました。
もし、礼儀に背く行為があれば、最悪の場合、打ち首になった時代もありました。
今でも碁盤の裏側に「血溜まり」があるのはその名残りです。
今日では、囲碁が国際的な芸術として親しまれるようになり、礼儀作法は対局マナーと言われるようになりました。
アマチュアの礼儀作法(対局マナー)について、私が実際に教わったことや学んだことをまとめました。
実際の対局において礼儀作法を完璧に守ることは難しいですが、これから囲碁を始める方に少しでも日本の棋道の精神を感じ取っていただければ幸いです。

対局者の礼儀作法

勝負に対する姿勢

対局相手に敬意を表し、どんなときでも真剣に打ちましょう。
勝負に固執し過ぎてはいけませんが、全身全霊を捧げる気持ちで戦いましょう。

道具への感謝

碁盤は神聖な舞台です。 碁盤、碁石、碁笥は常日頃から感謝の気持ちを込め丁寧に扱いましょう。

対局前の礼儀作法

対局マナー

碁会所に上座、下座が明らかな場合は、年長者に上座を譲りましょう。

自分の棋力は正確に申告しましょう。
例えば「地元の○○囲碁大会で○段(級)で出場し○勝○敗でした。」と具体的に説明しましょう。

対局者双方が碁盤の前に着席したら「お願いします」と言って一礼します。

ニギリがない場合は、碁笥を碁盤から降ろした後、もう一度「お願いします」と言って対局を開始します。

置碁の場合は、碁笥を碁盤から降ろした後、下手があらかじめ実力差に応じて決められた数の黒石を盤上に置いてから、もう一度「お願いします」と言って対局を開始します。

手合割が互先の場合は、年少者が黒石の碁笥を碁盤から降ろし、年長者に「握ってください」と声をかけます。
年長者が碁盤から白石の碁笥を降ろし、碁盤の上で白石を握ったら、年少者は黒石を1個または2個盤上に置き「奇数先」または「偶数先」と言います。
年長者が盤上で握った白石の数を数え、どちらが先番かを決めます。
ニギリで使った碁石は碁笥に片付け、碁笥にふたをします。
ニギリの結果、白石と黒石が逆になった場合は、白石と黒石を交換します。
もう一度「お願いします」と言って対局を開始します。

尚、下手は上手に感謝の気持ちと尊敬の念を持って接し、上手は謙虚な立ち振る舞いを心がけましょう。

対局中の礼儀作法

対局マナー

対局相手や観戦者に話しかけてはいけません。沈黙を守るように心掛けましょう。
対局相手を惑わしたり、不愉快にさせたり、威圧してはいけません。
対局相手の思考を故意に邪魔をしてはいけません。

畳の間で対局するときは正座の姿勢を保ちましょう。
どうしても正座を崩してあぐらをかく場合は、対局相手に「失礼します」と断ってからにしましょう。

テーブルとイスで対局するときは、テーブルの上に腕を乗せない、背もたれには寄りかからない、足を組まない、両足を広げすぎない、イスの上であぐらをかかないようにしましょう。

着手する場所が決まるまで、碁笥の中の碁石に触れてはいけません。
碁笥の中の碁石をかき混ぜて故意に石音を立ててはいけません。
また、碁石で碁盤の側面をたたいてはいけません。

碁笥の中の碁石を握ったら、一息に打ち下ろします。途中で躊躇してはいけません。
打つ動作はしなやかであること。

碁石を持った手を盤上に出した後、盤面に碁石を置かずに手を引っ込めた場合は、対局相手に「失礼しました」とお詫びしましょう。

着手は碁盤の目の交点に正しく碁石を置きましょう。
碁盤に置かれた碁石からは、すみやかに指を離しましょう。
碁石に指が付いた状態で迷ってはいけません。
待ったする、しない以前に、品位を欠く行為です。

碁盤に置かれた碁石を故意に動かしてはいけません。
故意に動かした場合は反則負けとなります。
着手した直後に盤上から碁石を取ることを「待った」と言います。
「待った」は反則行為です。

碁盤に置かれた碁石を誤って動かした場合は対局相手にお詫びした上で、対局相手と協力して原状復帰させなければなりません。

互先及び定先において第一着を隅に打つ場合は、右上に打つのが作法です。

アゲハマは碁笥のふたを裏返して乗せ、対局相手に良く見える位置に置かなければなりません。

あからさまに対局相手のミスを狙ってはいけません。

対局時間を意図的に延ばしてはいけません。

着手する前に考えることは良い習慣ですが、ノータイムで打つべきところまで時間を使ってはいけません。

手合い時計の位置は後手番が決める権利を持っています。
手合い時計のボタンは碁盤に碁石を置いた手(打った手)で静かに押しましょう。
抜くべき石がある場合、相手の石を全て取り上げてからでないと手合い時計のボタンを押してはいけません。

扇子をパチパチ鳴らすことは対局相手の思考を故意に妨げる目的でなければ許されますが、プロの対局でも扇子の音がトラブルになったケースがあるので注意が必要です。

タバコを吸う場合は、対局相手に許可をいただいてからにしましょう。
喫煙中は煙を吹きかけたりして、対局相手の思考を妨害してはいけません。
対局相手がタバコの煙に不快感を示したら、すぐにやめましょう。
タバコの煙を碁盤や碁石、碁笥に吹きかけてはいけません。

対局中に飲食をする場合、お茶、コーヒー、ジュース、おやつ、デザートであれば構いませんが、おにぎりやパンを食べるときは「失礼します」と断ってからにしましょう。
ただし、油が付着した手で碁盤や碁石、碁笥に触れるのは厳禁です。

途中で席を外す場合は、対局相手に退席理由を告げてから立ち上がりましょう。
中座した後、戻ってきて着席したときは会釈をしましょう。

終局時の礼儀作法

対局マナー

形勢が明らかに不利で逆転の余地がないと自らが判断したら、潔く投了しましょう。
投了するときは「負けました」とか「ありません」「参りました」と言って頭を下げます。

対局相手が「終わりましね」と問いかけてきたとき、応える義務はありません。
終局するときは「パス」と言って明確に着手放棄する意思を対局相手に伝えましょう。
対局者がお互いに「終わりましね」と言って終局しても良いのですが、ダメを詰めている時に手が生じてトラブルになる可能性があります。
両対局者が「終わりましね」と言って終局した場合、手が生じる前に対局相手に手入れを促さなければなりません。

ダメを詰める段階まで打ち進めたら、たとえ負けに気づいたとしても投了してはいけません。
終局まで打って整地しましょう。
整地して大差で負けていた場合は「(投了するタイミングが分からず)失礼しました」とお詫びしましょう。

ダメ詰めを終え、対局相手と終局を確認しあったら、盤上を見渡し、対局相手の死に石を取り上げます。
決して自分の死に石を取り上げてはいけません。
対局相手が自分の死に石に気付かず石が盤上に残っている場合は、対局相手に自分の死に石を指差して「取り上げてください」と言いましょう。

整地は素早く行いましょう。
白石と黒石を入れ替えたり、白地と黒地の境界にある石を取ったりすることは必要最小限にとどめましょう。
不正を疑われてしまう行為は絶対に避けましょう。

対局後の礼儀作法

対局マナー

勝っても負けても対局相手の健闘を称えましょう。

盤上の碁石をすべて碁笥に片付け、ふたをして、碁盤の上に乗せた後、感謝の気持ちを込めて「ありがとうございました」と対局終了の挨拶をしましょう。

対局終了の挨拶をした後に初手から並べて検討を始めるときは、改めて「お願いします」と一礼します。
検討を終了するときは「ありがとうございました」とお礼を言いましょう。


観戦者の礼儀作法

対局中の礼儀作法

他の観戦者と会話をしてはいけません。

対局者に話しかけたり、助言や叱責をしてはいけません。

対局者の失着を笑ったり、舌打ちをしたり、声を発したり、顔の表情を変えたり、ジェスチャーをしたりして、対局者を惑わしたり、不愉快にさせたり、威圧してはいけません。

対局者の思考を故意に邪魔をしてはいけません。

対局者に形勢の優劣を教えたり、整地を手伝ったりしてはいけません。

一方の対局者をあからさまに応援するのはやめましょう。

対局後の礼儀作法

敗者をいたわる立ち振る舞いを心がけましょう。

検討時に対局者以外の者が口を出す場合は「よろしいですか」とか「失礼します」「お疲れさまでした」と声をかけてから検討に参加するようにしましょう。
検討を終了するときは「ありがとうございました」とお礼を言いましょう。


附記

水清ければ魚棲まず。礼儀作法に固執し過ぎると、人に親しまれず孤立してしまうかも知れません。
礼儀作法とはあくまで己の規範であり、人に強要するものではありません。